令和元年6月18日、福津市議会議場で開催された第4回定例会において、重要な議題が討議された。議員たちの間では、地域の飲酒運転防止策や待機児童の解消に関する提案が相次いだ。
初めに、議員たちは飲酒運転問題について各部署への指導状況を確認した。市長の原崎智仁氏は、教職員への厳重注意や校内研修の実施を通じ、飲酒運転撲滅を強調した。また、飲酒習慣を把握するためのアンケートも実施されており、全職員に対しアルコール依存度を測るスクリーニングが行われている。
同時に、待機児童問題も取り上げられた。今年度中に新設される保育所や小規模保育施設について、子ども・子育て支援計画に基づく整備の必要性が説明されたが、現在の法定待機児童数は95名と依然として課題が残る。
また、質疑応答の中で公民連携の重要性が指摘された。特にも福津市において公立の施設が、新しく増えれば増えるほど、保育士不足が深刻になるとの指摘に対し、席上では奨学金支援や認定こども園化の提案もなされた。市は、今後さらに必要な人材の確保策を講じる必要がある。
議会の中では、地域の通学路や公園整備についても議論された。地域住民からの意見では、特に通学路の狭さや危険箇所の改善が求められた。教育長の柴田幸尚氏は、安全確保のために地域との連携強化を約束した。
最後に、市長は福津市郷づくり基本構想に基づき、地域のつながりが大切として、自治会との協力を強化する方針を打ち出した。市民が共に参加する地域づくりが、今後の福津市の運営にとって重要だと強調された。