令和5年6月29日、福津市議会の第4回定例会において重要な議案が審議された。
この日、最も注目を集めたのは議案第45号の「令和5年度福津市一般会計補正予算(第2号)」であり、全議員が賛成する形で可決された。予算審査特別委員会の委員長である中村清隆氏は、慎重な審査が行われていることを強調した。無事に可決となった本補正予算は、福津市内の様々な公共事業へと向けられる。
次に、議案第46号の「福津市公民館条例を改正することについて」が議題に上がった。報告を行った総務文教委員会の秦浩委員長は、改正の背景として宮司公民館ホール利用者の代替施設についての質問が寄せられている点を挙げた。これに対し、業務の円滑な推進を図る有力な施設が用意されていると答弁した。
また、議案第50号の「財産の取得について」は、新設小学校用地の取得を目指す議案で、賛成・反対意見が入り混じった。
賛成する豆田優子氏は、安全性や地権者の思いを尊重し、その土地の取得が子どもたちに安全な教育環境を提供することに繋がると語った。一方、反対する山本祐平氏は、施設の事業が市民の理解を得られていない点を指摘し、事業の進め方に不安を残すとした。
続いて、福津市税条例の改正も賛成多数で可決。その一方で、森林環境税の賦課方法に対する疑問も呈された。最終的には各議案が順調に可決され、議会は次回会議へと向かう。
最後に、新型コロナワクチン接種に伴う意見書が賛成多数で可決された。副市長の本多研介氏は、感染状況に応じて慎重な対応が必要であると認識していると述べながらも、国への情報提供の重要性を訴えた。
今回の定例会では、発議第5号の消費税インボイス制度についての意見書も議題に上がった。様々な意見が交わされ、最終的には原案通り可決された。