令和4年6月14日、福津市議会は第4回定例会を開催した。
議事の最初に、議長の江上 隆行氏がご挨拶を行った。福岡県のコロナ警報解除に従い、感染症対策を講じて会議を進めることを表明した。
次に、日程2で会期が本日から6月29日までの16日間に決定された。議会は全体で18名の議員が出席し、全会一致で会期決定を承認した。
日程3では、原﨑 智仁市長が令和4年定例会に臨む挨拶を行った。市長は新型コロナウイルスの影響で、地方経済の問題を取り上げた。若者の政治への関心が低下している中での地域活性化策について言及し、持続可能な施策推進の重要性を訴えた。
特にコロナ対策などの重要案件について、市長は財源の調達と自主財源の確保の重要性を強調し、今回の与党議員の積極的な協力を求めた。市長は新設の共同調理場や学校整備等に関する補正予算も詳細に説明し、各種支援策を講じる考えを示した。
続いて、髙山 賢二市民福祉委員長が所管事務調査報告を行った。子育て支援や地域包括支援センターについて調査した結果を報告し、妊娠・出産・子育て期の総合的な相談窓口についての情報の統合が尚必要であると述べた。
また、横山 良雄建設環境委員長は、海洋環境の現状と課題につき報告を行い、海岸の清掃状況や漂着ごみに対する対策が必要だと訴えた。清掃業者との連携や、地域住民の啓発が今後の課題であるとされている。
その後、各種の報告と承認が行われ、特に感染症の影響を受けた世帯への支援策や市の財政状況の健全化に向けた具体的対策が求められた。市長による「令和4年度補正予算」や「福津市未来共創センター条例の制定」に関する議案も上程され、議会運営に関する今後の施策を確認した。
最後に、定例会は予算審査特別委員会に重要議案を付託し、次回会議への準備が整った。今後の議会運営においても市政の健全化と市民サービスの向上が求められ、新たな施策の実施に期待される。