おおい町議会では、令和3年第2回定例会において公共施設等に関する重要な議題が取り上げられた。特に、大飯幼稚園の廃止に関して、教育長はその経緯を述べ、町の少子化の影響で園児の減少が続いていることを背景に、町が適切な人数に見合った教育を行う判断が必要であると強調した。
また、公共施設に関して、現在進められているエネルギー教育の方針や地域での実施状況についても言及された。特に、児童・生徒がエネルギーについての学びそのものを広げて行く活動は、町におけるこれらの施設の価値を高める素晴らしい機会であるとされ、教育長は各学校での具体的な取組についても説明を行った。
さらに、町道本郷尾内線から町道野尻鹿野線の間の狭隘道路の拡幅に関する議題では、特にこの道がいかに地域の防災や避難の重要な機能を担うかを町長が説明した。これは、地域の安全確保の観点からも非常に重要な項目であり、早急な対応が求められている。
商工会館のテナント棟に関しては、指定管理者が主導し、アウトドアショップをはじめとする業種の誘致を進めていることも報告された。ここで一つ目の大きな成果は、商工会館が地域の活性化に寄与することであった。
加えて、原子力発電に関する政策とその地域への影響についても言及され、特に廃炉に伴う経済支援とともに、地域住民の理解を促進する重要性が強調された。町長は、国との連携を継続し、必要な支援を引き続き求める姿勢を明言した。
最後に、公共施設等総合管理計画の見直しについても議論が進み、特に利用率が低下している施設については見直しを行う必要性が考慮され、計画の透明性や市民理解を深めるために積極的に情報発信を行う方針が示された。