令和6年6月6日、おおい町議会は6月定例会を開会した。
出席議員は13名であり、欠席はなかった。
この日は、初日にして議会の重要な議題が多く取り上げられた。
特に、議案第36号と第37号は、町の財政に大きな影響がある内容であった。
まず、議案第36号の令和6年度おおい町一般会計補正予算(第1号)について、中塚寛町長は物価高騰対策として、新たに低所得世帯や子育て世帯への給付金を含む補正予算を提案した。
こちらについては、合計で約8,818万7,000円が追加され、歳入歳出それぞれの総額は124億1,818万7,000円となる見込みである。
また、議案第37号では、指定居宅介護支援の運営基準に関する改正が議題となり、人員基準や医療機関との連携体制の構築が進められることとなった。
会議中、猿橋巧議員は補正予算に関し、給付金が選挙目当てのパフォーマンスに過ぎないとの懸念を述べたが、中塚町長は、本施策が低所得世帯支援に資するものとし、積極的に実施していく意向を示した。
さらに議案第38号から第41号までの一般会計及び特別会計の補正予算が一括審議され、全体での補正額は合計1億2,950万9,000円となる。
また、インフラ関係の議案もあり、地域の橋梁維持補修工事や下水道事業の補正予算も審議された。
議会は次回の休会期間を6月7日から6月17日までとすることを決定し、今回の定例会の全日程を終了した。