令和5年おおい町議会定例会の本会議が2月27日午前9時20分に始まった。
出席した議員は14名で、欠席者はいなかった。議長の松井榮治議員が進行を務め、議事日程に基づいて討議が行われた。最初の議題は、会議録署名議員の指名で、尾谷和枝議員と猿橋啓一議員が選ばれた。
続いて、会議期間の決定が行われ、本定例会議は本日から3月20日までの22日間となることが確認された。次に、議案第1号から第9号までの補正予算議案に関する提案理由説明が行われた。町長の中塚寛氏は、補正予算案は358万3,000円を追加し、予算の総額は105億9,823万5,000円に達すると述べた。
特に令和4年度おおい町の各特別会計の補正予算が重要な項目として挙げられた。中塚町長は、公共施設の管理や新型コロナウイルスの影響からの回復に対する具体的な取り組みを強調した。質疑の時間も設けられ、「国民健康保険税の給付が増嵩している原因は?」との質問に対し、町長は「全国的なコロナ禍における反動が要因と考えられる。」と説明した。
後半では、議案第10号から20号に関する条例の制定や改正についての審議が行われ、おおい町のデジタル社会の形成を目指す内容が示された。質疑応答では、議員からの様々な意見や質問が交わされ、町の今後の進むべき方向についての意見が続いた。
また、最後には令和5年度のおおい町一般会計予算案が提出され、114億9,700万円の予算規模が説明された。町の企業誘致や災害対策、子育て支援施策が重点施策として挙げられ、地域活性化のための具体的なプランと数値が示されました。町長は、協力を呼びかけつつ、持続可能な地域振興発展を目指していると強調した。
このような内容を基に、議会は進行し、最終的には全ての議案に対して賛成多数で可決される運びとなった。議長は閉会を宣告し、午後5時2分に会議は終了した。