令和3年12月14日におおい町議会の定例会が開催され、様々な議題が議論された。
特に注目されたのは、今後のごみ処分問題と新型コロナ感染症対策である。町内のごみ処理量は年々増加しており、月平均で可燃ごみが約2,500トンに達している。これに対し、町長の中塚寛氏は、過去の支援策として実施してきた灯油購入補助と燃油購入助成の重要性を強調。特に、町内企業では燃料費が高騰していることが懸念材料となっている。
次に、新型コロナウイルスワクチン追加接種については、国や県の方針に従い、可能な限り早期に、希望する町民に接種する姿勢が示された。接種の間隔についても見直しが進められており、スムーズな接種を目指すために、町独自の対応案も模索されている。
また、文化施策に関しては、町が持つ文化施設の活用促進が提案された。具体的には、一滴文庫や暦会館の展示内容や温故知新の体験を通じて、地域の文化力を高める取り組みが今後一層推進される見通しである。
議会では、特に高齢化対策や地域密着の事業展開が重要視され、町民目線での企画や施策が求められた。これに基づき、町のスローガンである「協創、挑戦、発信、交流、共感、躍動」に沿った事業の運営が今後進められることになるだろう。