令和4年9月13日に開催されたおおい町議会の定例会議では、頭巾山青少年旅行村の再整備計画や物価高への対応についての議論が行われた。特に、頭巾山青少年旅行村は観光の新たな拠点として期待されており、再整備に向けた基本計画の詳細が焦点となった。
細川正博議員からは、再整備計画の進捗状況や具体的な内容についての質問があった。中塚寛町長は、再整備の基本計画策定が進められていることを説明し、地域の観光資源としての重要性を強調した。特に、北陸新幹線敦賀開業のタイミングを捉え、その影響を与える要素となることを指摘した。
加えて、物価高に対する町独自の支援策についても議論が展開された。反田志郎副町長は、物価高騰に対する対策として、低所得世帯に対する支援金の配布や、燃油価格の助成などを行っていることを報告した。さらに、学校給食に対する支援策として、町としての補助が行われているが、国の方針についても言及した。
また、介護人材の確保に関する取り組みも議題に上がり、資格取得費用に対する助成が行われていることが強調された。その一方で、高齢化が進む中での介護人材確保についての課題意識も示された。
議会の閉会にあたっては、町の今後の方針として、地域の活性化や子育て支援、住民サービス向上に向けた取り組みが必要であることが再確認された。大型プロジェクトを通じた地域の発展や、町民の声を反映した施策展開など、町内外での協力が求められると締めくくられた。