令和3年5月27日、おおい町議会は臨時会を開催した。議題は主に副町長の選任及び会期の決定に関するものであった。
議長の松井榮治氏は、開会にあたり、コロナウイルス感染症対策としての取り組みを紹介した。議場にはアクリル板が設置されており、各出入り口は開放され多くの換気対策がなされているとのことだった。出席議員は14名、欠席は0名となった。
最初に、会議録署名議員の指名が行われた。田中秀樹氏と堤満也氏が署名議員に選ばれた。
次に、会期の決定が議題となる。松井議長は「本日の会期は1日としたい」と提案し、異議なく決定された。
続いて、諸般の報告が行われた。これは各常任委員会、議会運営委員会、特別委員会での結果や進捗をお知らせするものである。報告書は事前に配付された。
最も注目される議題が同意第6号に関するものであった。これは新たな副町長の選任に関する議題であり、町長の中塚寛氏が提案理由を説明した。提案されたのはおおい町の反田志郎氏である。中塚町長は「高齢者のワクチン接種も開始されている中で、変異株の影響が懸念される」としつつ、早期の感染収束に向けた取り組みをお願いした。
この件について議論は行われず、意見を省略し採決に移ることが認められた。投票の結果、反田氏の副町長選任に全会一致で同意された。積極的な賛成が目立ち、賛成者は全員起立した。
最後に中塚町長が挨拶し、再度議員たちへの感謝の意を示した。今後の町民の福祉向上はもちろん、おおい町全体の発展を目指す協力を期待して閉会となった。議会は午前9時42分に終了した。