令和3年第6回おおい町議会定例会が開催され、重要な議題が多く取り上げられました。
まず、会期が令和3年6月4日から6月23日までの20日間に決定されることが全議員の異議なしで承認されました。特に注目されたのは、令和2年度おおい町一般会計の繰越明許費繰越計算書の報告です。
中塚寛町長が説明した内容によれば、繰越額は約3億3,432万3,000円に上り、その内訳には防災対策や地域生活支援事業など多岐にわたる事業が含まれています。
また、株式会社おおいや名田庄商会、わかさ大飯マリンワールド株式会社など、町が出資する法人の経営状況についても報告がありました。
全ての報告では質疑応答が行われましたが、特に異議は出ず、スムーズに進行しました。これにより、町の経済状況や施策の透明性が一層強化されることが期待されます。
次に、議案として上程された令和3年度おおい町一般会計補正予算について、総務費や民生費、商工費、農林水産業費など多岐にわたる分野での支出が盛り込まれ、合計約6,127万2,000円の追加が決定されました。これにより、子育て支援にも力を入れる方針が示されています。特に、コロナ禍の影響を受けた家庭への支援や、公共事業の整備が計画されています。
さらに、工事請負契約の締結についても、一括して議題となり、名田庄総合事務所の改修工事や道路改良工事などが議決に至りました。これにより安全な町づくりや観光振興が図られる予定です。
また、請願第1号として新型コロナ禍における米の需給悪化に関する請願も提出され、町はその対応を検討することとなりました。地方鉄道に関する意見書も可決され、地域の交通網の維持に向けた強い意欲が示されています。
このように、第6回の定例会では多様な施策が承認され、今後のおおい町の発展に向けた土台が築かれることとなった。