令和元年第2回おおい町議会臨時会が5月10日に開催された。この臨時会では、議長選挙を含む重要な議事が進行された。
議長の選挙では、尾谷和枝氏が選出され、彼女は就任に際し「町民の期待に応えるために誠心誠意努める」と述べた。彼女は、地域の課題に対する意識を高め、町の発展に向けた取り組みが必要だと強調した。
また、議会での課題として、出生率の低下や若者の流出、財政縮小に直面していることが指摘された。尾谷議長は「理事者と議会が一丸となって実効性のある施策に取り組む必要がある」と主張し、議会活動を通じて町民の声を反映する重要性を訴えた。
次に、副議長選挙が行われ、藤原義隆氏が選任された。藤原氏は、議会の調和を図り、責任を全うする決意を新たにした。
臨時会では他にも、常任委員会委員の選任や各種議員選挙が行われた。嶺南広域行政組合議会議員には藤原氏と浜上雄一氏、若狭広域行政事務組合議会議員には細川正博氏、原田和美氏、猿橋巧氏が選出された。さらに、承認第1号と第2号が可決された。これらはおおい町の税条例改正に関する内容で、国民健康保険税の軽減措置を拡大するものである。
特別委員会の設置決議に関して、松井榮治氏は原子力発電に関連する課題を議論するための委員会を設置する必要性を提案した。広報特別委員会の設置も決定され、今後の議会活動について町民との関係を深めるための施策が進められる予定である。
最後に、町長の中塚寛氏から閉会挨拶があり、議員らの努力を称賛し、町民の福祉向上に向けた更なる協力を要請した。この臨時会は午後6時51分に閉会した。