令和2年第7回おおい町議会臨時会が11月9日に開催された。
14名の議員が出席し、議題に進む前に、コロナウイルス感染症対策としての措置が講じられたことが報告された。
議場にはアクリル板が設置され、参加者はマスクを着用しながら会議が進行する。
最初に、会議録署名議員として辻 徹市議と猿橋 啓一市議が指名された。
次いで、臨時会の会期を本日1日に設定することが異議なく認められた。
その後、議案第71号の「工事請負契約の締結について」が議題に上がった。
中塚 寛町長は、新たに整備するチャレンジショップ棟について、積極的に説明を行った。
この工事は新規創業者の育成や地域産業の発展を促進することを目的としており、建物は鉄骨平屋建てであることが伝えられた。
工期は令和3年11月9日までで、工事の落札を行ったのは株式会社荒木で、金額は8億6185万円となっていることが明らかになった。
質疑が行われ、猿橋巧議員が入札参加者が少ないことや今日までの進捗に対して異常を感じていると述べた。
この件に対し、齊藤忠雄しごと創生室長は入札辞退の理由には複数の要因があることを説明する。
松井 榮治議員は、これまでの過程に疑問を呈したが、町長は新型コロナ感染症の影響や提案の具体化に時間がかかったことも要因であると理解を示す。
質疑終了後、議案第71号は満場一致で可決された。
中塚町長からは、慎重な審議に感謝の意が示され、今後についての協力をお願いする言葉で会議が締めくくられた。
議事録署名議員によって記されたこの会議の決議が、町の発展を促す一歩となることを期待したい。