令和2年第1回おおい町議会定例会が開催された。
この日の会議では、重要な議題として令和元年度のおおい町一般会計補正予算を含む合計22件の議案が討議され、特に新型コロナウイルス感染症対策が重要視された。この影響を受け、町は感染拡大防止に向けた取り組みを進めており、住民への注意喚起やイベントの中止を決定したと中塚寛町長が述べている。
補正予算について中塚町長は「歳入歳出はそれぞれ2億8,060万3,000円の減額であり、予算の総額は101億4,787万7,000円となる」と説明。この中には、主に介護保険事業や国民健康保険に関わる予算の調整が含まれている。
また、町は会期を3月23日までの22日間と決定し、議長の尾谷和枝氏は「異議なし」と応じる中、全議案が無事に審議を終えた。その他にも、住民の印鑑登録に関する条例の改正や、職員服務の宣誓に関する条例改正など、日常の行政運営に欠かせない制度見直しが行われている。
猿橋巧議員による質疑が際立ち、消費税増税に伴う利用状況の改善を求めた際には「国策である為、弊害を少なくする昨年度の施策を町としては実施した」と中塚町長が答え、今後も様々な支援策を検討することを約束した。
さらに、議会では町内の教育や福祉、農林水産業振興の取り組みについても意見交換が行われた。特に教育長の中川和博氏は、学びの場としてICT機器導入の必要性を説明し、集団学習の重要性を強調した。
議案はすべて可決され、各業務の推進が確認された。これにより地域の発展が進展することが期待されている。