令和4年第4回おおい町議会定例会は、6月22日に開かれ、重要な議案が可決した。
この議会の主な議題は、補正予算案や動産の取得に関する議案だった。遊説でも、町民福祉や農業環境改善に向けた重要な施策が議論され、賛成派と反対派の意見が交わされた。
特に、令和4年度の一般会計補正予算については、町長の中塚寛氏の説明があり、地域の将来を見据えた内容であると強調された。これには、結婚支援事業や農業分野への助成が含まれる。賛成意見を述べた辻徹議員は、町政の新たな挑戦と地域振興を期待していると述べた。また、反対意見としては、猿橋巧議員が原発依存財政からの脱却が急務との立場から討論を行い、補正予算には慎重になるべきとの考えを示した。
動産の取得については、名田庄地域のごみ収集運搬車と、学校給食センターの洗浄機が具体的な議題となり、両方とも全会一致で可決される運びとなった。これらの決定は、地域の環境保全と安全な給食提供に向けた重要な一歩に位置付けられている。
また、請願も各種審議され、特に水田活用の直接支払い交付金の見直しについては、農家の反発を考慮しつつ議論された。賛成派の議員は、農業への支援が持続可能な形で行われるよう求めたが、最終的には不採択となった。この流れは、町内農業者の長期的な支援が実現できるかが注目される。
最後に、議長の松井榮治氏は、議会の活性化に向けた施策が全体にわたって機能するよう町民および議員の協力を呼び掛けた。議会での討論や議決を通じ、地域の課題への取り組みが進められることが期待される。