令和2年第4回定例会において、市政に対する一般質問が行われ、様々な重要な議題について議論されました。特に今後の市の総合計画や財政健全化、デジタル変革、教育、子育て、防災、移住政策、企業誘致などが焦点となりました。
まず、森 建二議員は今後の市の戦略に関する質問を通じて、大網白里市の魅力発信とアフターコロナの戦略に対する市長の考えを問いただしました。金坂 昌典市長は、本市が緑に恵まれた丘陵地域から白里海岸に至るまでの好立地条件を活かし、特に子育て支援に注力していることを強調しました。最近の調査によると、本市は多くの人々が移住先として検討しているという結果が出ており、その要因は子育て支援策にあると分析しています。
次に、財政健全化に向けた具体的な取組についても言及されました。森 議員は、本市の主たる税収が個人住民税であることを指摘し、移住政策がいかに重要であるかを訴えました。米倉 正美企画政策課長は、第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、移住を促進する施策の推進を約束しました。特に若い世代への魅力的な情報提供が鍵になると言われています。
また、デジタル変革についても重要性が語られました。森 議員は、現在の市のデジタル化の遅れについて危惧を示し、行政のデジタルトランスフォーメーションを加速させる必要性を強調しました。堀江 和彦総務課長は、国や社会全体のデジタル変革の動向を注視しながら、さらなる業務改革を進めるとしました。
それに続き、教育問題についても質問がされ、教育のICT環境整備についての見解が示されました。深田 義之教育長は、タブレット型パソコンの配布とその利用方法についての必要性を強調し、教師のICT指導力の向上に注力すると述べました。
特に、地域の防災対策についても論点が挙げられ、北山 正憲安全対策課長は、津波避難計画に基づく施策の進展を報告しました。市では、災害発生時の迅速な対応を図るため、教育や住民参加の取り組みを進めているとのことです。
最後に、全議員が移住政策や地域振興に関する重要な見解を述べ、市民のための前向きな取組へとつながることが強調されました。