令和6年第1回定例会が開催され、議題として予算特別委員会からの報告、選挙管理委員の選挙、及び継続調査についてが議論された。
最初に、予算特別委員会委員長の土屋忠和議員が、議案第9号から第15号までの予算案について、可決を報告。土屋氏は、予算特別委員会の審査が入念であったことを強調し、様々な課題を改善していくことが求められると述べた。特に、財政上の健全化を図るため、入札の適正化や介護保険制度に関する意見が交わされた。
その中で、日本共産党の佐久間久良議員は、一般会計予算に反対すると表明。市民生活向上に繋がっていないと主張し、特に子ども医療費や公共交通の充実が不十分であると批判した。また、高齢化に伴う公共交通空白地域の解消が進んでいない点も指摘され、必要な改善策が求められた。
討論では、議案第23号や第30号に対しても異なる意見が呈された。佐久間氏は介護保険制度の保険料引き上げを懸念する一方、黒須俊隆議員も同じく一般会計予算に関して疑念を示した。特に、給食費の無償化や学校施設の充実など、教育関連予算の重要性が強調された。
次に、大網白里市選挙管理委員及び補充員の選挙が行われ、議員らは星見和子氏等が候補に指名されるとともに、選挙における透明性が求められた。
議会運営委員会からは、陳情1件について不採択となり、その中には選挙関連の透明性に対する提案が含まれていた。議長の小金井勉議員は、議会が市民に対してどのように説明責任を果たすか重要であると訴えた。