令和6年6月、東金市議会は定例会を開催し、市政に関する一般質問が行われた。
この会議では、地域の教育福祉行政についての議論が盛り上がった。特に、学童クラブや公立幼稚園の預かり保育の現状に焦点があてられた。
中村 美恵議員は、「共働き家庭の増加から学童保育の需要が急増しています。待機児童の解消には、学童クラブの増設が急務です」と訴えた。これに対し、井坂教育部長は「通年利用を希望する待機児童は、現在14名であり、そのうち8名は一時利用に登録されています。教室の増設に向けての検討を進めます」との回答をした。
次に、一般行政では、JR東金駅東口改札の設置に関する話題が上った。坂本 賀一議員は、進捗状況を問うと、子安企画政策部長は「基本協定を先月締結し、詳細設計を年度内に行う予定です」と述べ、地域振興への期待を膨らませた。
さらに、農林行政においては、農業施策についての提案が行われた。宮沢 議員は「地域計画策定に向けた具体的な取組みが不可欠です」と指摘し、鈴木 経済環境部長は「全ての農業者の意見を取り入れ、持続可能な地域農業を推進します」と述べた。
医療行政では、東千葉メディカルセンターに関する内部告発への対応が議論された。相京 邦彦議員は「職員の働きやすい環境整備が求められます」と強調し、今後の改善への期待が寄せられた。
教育行政の文化財活用についても話が及び、井坂教育部長は「文化財を活用した地域への還元を進めます」とした。その中で小野山田文化財保管庫の利用状況についても具体的な対応を図るとした。