令和3年3月4日、第1回定例会が開催された。この会議では様々な議案が上程され、特に一般会計予算や健康保険特別会計など、多岐にわたる内容が議論された。その中で、出席議員は18名であり、定足数を満たしていることが確認され、会議が開始された。
まず、議案第8号から第16号の一括議題として、令和3年度大網白里市の一般会計予算が提起され、質疑応答が行われた。議長の北田宏彦議員は、議案の付託についてお諮りしたところ、議会運営委員会の決定通り、予算特別委員会に付託することに異議はなかった。
次に、議案第17号から第29号にかけて、条例の改正や新規条例の制定についての質疑が続いた。特に、国民健康保険条例や介護保険条例に関する改正が議論され、黒須俊隆議員が、議案21号と28号についての質疑を行った。国民健康保険の保険料の段階における人数や、値上げによる総額がどうなるのかについて具体的な数字が求められ、担当課長である中古稔高齢者支援課長が詳細に回答した。
黒須議員は、値上げに関する具体的な金額感を強調し、委員会でのしっかりとした審査を望む声を上げた。また、議案28号に関しては、大網白里市市営サッカー場を指定管理者とする議案で、これに対して市民サービス向上が求められる中で、経費削減の蓋然性が問われた。フィールドオブドリームス社が選定された背景や、選考基準についても質問され、選考の透明性が議論された。
更に、岡田憲二議員は、サッカー場に関連する議案が急に先議で提案されたことに対し、議会軽視であるとの見解を示し、指定管理者が実態のない会社である可能性を指摘した。
指定管理者選考プロセスや、過去の実績に対する点数配分の不透明さが質問され、議会の判断を仰ぐ必要が強調された。