令和4年9月7日に開催された大網白里市第3回定例会では、市政に対する一般質問が行われた。特に財政健全化やふるさと納税の取り組み、行政サービスの運営について多くの議員が意見を述べた。
自民党の小金井 勉議員は、財政健全化に向けた取り組みとして、本市の現状について詳細に報告した。彼は本市の義務的経費や社会保障費の増加、さらには自主財源確保の重要性を強調した。また、ふるさと納税について、千葉県内での寄附額の増加に触れつつ、本市がどのように取り組んでいるかを執行部に問いかけた。
企画政策課の飯高謙一課長は、ふるさと納税の現状について報告し、令和4年度の受入れ状況を数字で示した。8月末現在、寄附受入額は約1億4千万円で、前年に比べて約7パーセントの増加とした。今後さらなる寄附額の増加を目指し、地域資源の開発やPR活動を積極的に行うと述べた。
また、土屋 忠和議員からは、金谷川河川改修事業の進捗状況について質問があり、建設課は現在、用地取得のため地権者との交渉を続けている状況を報告した。市長は、社会資本整備事業について、事業完了に向けた具体的な進捗を求められた。
さらに、学校給食の無償化についても議論が交わされた。黒須俊隆議員は、県の補助政策に関連して、市としてどのような取り組みがなされるかを問い、教育委員会として慎重に検討する必要があると確認した。市民サービスの持続的確保が求められる中、副市長などが意見を述べる場面もあった。
これらの質問を通じて、市議会は現状の課題や問題に対し、明確な対応策を模索する必要があるとの認識が強まり、次回の会議へとつながる重要な議論がなされた。