令和5年3月22日、大網白里市議会は第1回定例会を開催した。
議会では議案第9号についての訂正が提起され、承認を得た。この議案は令和5年度の一般会計予算であり、市長の金坂昌典氏は正確な金額への訂正の理由を示した。具体的には、小学校費、社会教育費、予備費の金額に間違いがあり、各項目の金額を修正したことが了承された。議長の小金井勉議員は異議が無いことを確認し、質疑や討論を終結させ、承認を決定した。
次に、委員会審査報告が行われ、北田宏彦議員が報告を行った。議案第9号については、訂正と再審査の結果、賛成多数により原案可決となり、他の議案も承認された。特に、議案第10号から第16号までの各予算案についても賛成が得られた。委員会の報告では、各課に対して財政面での検討と改善が求められるポイントが列挙され、次年度以降に向けた具体的な見直しも提案された。
特に議員からは、地域特有の交通問題や公共サービスに関する指摘もあり、議員の蛭田公二郎氏は、公共交通の充実とその計画の進捗について懸念を示した。さらに、子ども医療費の補助制度に関しても、さらなる支援を求める意見が取り上げられた。この課題に対し多くの意見が交わされ、地域福祉の観点からの発言も相次いだ。
また、閉会中の継続調査に関する議題も審議され、全議員がその必要性を認めた。市長や執行部に対しては、財政健全化に向けた具体的な方策の提示が求められており、議会の役割が重要であると再認識される場面が見受けられた。次回の定例会は5月31日を予定しており、新しい課題に対応する動向が期待される。
議会の終了報告をもって、令和5年大網白里市議会第1回定例会が閉会した。