令和5年9月13日、 大網白里市の第3回定例会が開催された。
本会議では、 市長の金坂昌典氏が台風13号の被害状況を報告した。千葉県では記録的な豪雨が発生し、災害救助法が適用された市町が多数出た。大網白里市では、 総雨量397.5ミリを観測し、床上浸水41件、床下浸水53件、崖崩れ6か所、路肩や法面崩れが64か所あった。
市では、早期の復旧を目指して災害協定を締結している団体に協力を要請した。浸水被害を受けた家庭には、仮置場を開設し、災害廃棄物の受入れを行っている。課題解決に向けて、復旧活動が進むことが期待されている。
続いて、議案質疑が行われ、岡田憲二議員の質疑に対する市の見解も示された。道の駅整備に関する質疑では、岡田議員が地質調査を行っていないことを問題視し、適切な土地調査がなされるべきと指摘した。これに対し、企画政策課の飯高謙一課長は、地質調査は過去に予算計上したものの、当初計画の変更により実施されなかったと述べた。
議案第1号から第4号に関する質疑が続き、岡田議員が道の駅の予定地の適性について疑問を呈した。金坂市長も、現状で様々な計画を立てているとしながら、事業の優先順位に関する意見などを求められたことに対し、一つに絞るのは難しいと回答した。
また、経常収支比率が99.5パーセントであるという市長の発言に対して、岡田議員は同比率の改善を最優先にすべきだと強調した。市長は、様々な計画の進行中であることを伝えつつ、経営の改善に引き続き取り組むとした。
次に、議案第5号として令和5年度一般会計補正予算(第4号)が上程された。市長は発注方法見直しが影響していると説明し、予算の減額を提案した。
さらに、議事は休会を迎え、来る9月27日の会議が再開される予定である。