令和5年9月1日、大網白里市議会第3回定例会が開会された。今回の会議では、補正予算や条例改正など多岐にわたる議案に関する審議が行われた。
出席議員は17名であり、議会運営委員会の決定に基づきマスクの着用は任意とされた。金坂昌典市長は、今回の提案の目的として新型コロナウイルス対策資金の追加や公共施設の改修等が挙げられると述べた。
まず、議案第1号は令和5年度一般会計補正予算であり、予算総額166億2,362万2,000円を目指して1億3,630万7,000円を追加するという内容である。特に、新型コロナワクチン接種に関する経費を反映させる必要性が強調された。
次に、議案第2号は介護保険特別会計に関するもので、歳入歳出予算にそれぞれ2億6,521万5,000円を追加し、総額48億4,770万4,000円を目指すというものである。この議案も市民サービスを向上させるために必要との見解が示された。
また、職員の特殊勤務手当の条例改正を求める議案第3号について、市長は「コロナの感染症が分類変更されたことに伴い、手当の支給が見直される」との見解を述べた。
さらに、地域の活性化を図るための道の駅整備検討委員会の設置に関する議案第4号が提案され、調整に向けた条例の制定が必要であるとの説明があった。これにより市の観光を推進し、経済を回復させる狙いがある。
最終的に、令和4年度の決算認定が議題に上がり、市長によれば「憲法に基づいて的確に運営が行われた」との評価がなされた。議会はこの決算を特別委員会に付託し、詳細な審査を行うことに決定した。
また、会期が本日から9月27日までの27日間であることも承認された議題となる。議長は、今後の議会運営と市民の意見を尊重し、慎重に進めていく姿勢を強調した。