令和元年第4回大網白里市議会定例会が開催され、市政に対する一般質問が行われた。議員たちは、台風15号、19号、及びその後の豪雨による災害対応や、罹災証明書の発行、被災者支援の具体的な対策について問うた。
質問の中で、特に黒須俊隆議員は、防災対策用の井戸と発電機を全自治会に設置する必要性を強調した。彼は、災害時において多くの市民が断水や停電に見舞われた経験を踏まえ、安全な水と電力供給の確保の重要性を訴えた。これに対し、大塚好安全対策課長は、現在操業している自主防災組織への発電機の配備の状況を説明した。
また、蛭田公二郎議員は、台風15号の長期停電の影響について指摘し、東京電力への迅速な対応や民間事業者の活用が必要であると述べた。具体的には、停電発生後の初動体制や民間の電気工事業者との連携を強化することが提案された。
このほかにも、一般防犯灯のLED化についても取り上げられた。岡田憲二議員は、防犯組合によるリース契約の経緯について深く掘り下げ、このプロセスが透明である必要があることを主張した。特に、正当な入札を経ずに高い費用で契約されたことに対して疑問を呈し、市としての対応が求められている。
このように、議会では市民生活に直結する重要課題に関する質疑が活発に行われた。今後の災害対策に関しては、より一層の改善が求められる中で、議員も市民も一致協力して災害に強いコミュニティを目指していく必要があると感じられた。