令和2年9月30日に開催された第3回大網白里市定例会では、議会活動の報告が行われました。
日程第1では、決算特別委員会の秋葉好美議員が令和元年度の歳入歳出決算認定について報告し、全会一致で原案が認定されました。委員会審査報告書では、各課に対する今後の改善提案が挙げられました。
主な要望として、財政課には自主財源の確保のための明確なビジョンの提示が叩きつけられています。また、秘書広報課には迅速な広報活動やSNSの活用が求められました。議員からは、地元の公共交通に関するニーズへの対応と、企業誘致への積極的な取り組みを促す声も上がりました。
蛭田公二郎議員は、決算認定に対し反対の立場を表明しました。一方で、昨年度に実施された小・中学校のエアコン設置を評価しつつ、子ども医療費の拡充や学校給食の無償化が他市と比べて遅れている点を指摘しました。さらに、子育て支援施策においても昨年度の施策に疑問を呈し、住宅リフォーム制度の復活を訴えました。
対照的に、黒須俊隆議員は決算認定を支持しつつも、これまでの無駄遣い批判を展開しました。市民サービスの維持が重要との認識を示し、初心に戻った事業運営を提案しました。また、議会の透明性についても問題提起を行い、議会運営に対する市民の監視の重要性を強調しました。
続く日程第2では、議会運営委員会及び総務常任委員会による閉会中の継続調査・審査についての申し出が承認され、今後の調査結果に期待が寄せられています。
引き続き、次回の定例会は12月3日を予定しており、今後も市の進展に目が離せません。今期の定例会は全ての議案が終了し、地方議会としての機能が発揮されています。