令和3年第3回定例会は9月9日に開かれ、全18名の議員が出席した。市政に関する一般質問の日ではあり、多くの議題が讨论される中、特に岡田憲二議員の発言が注目を集めた。
岡田議員は、柏市の秋山浩保市長が次期市長選に出馬しない意向を示したことに触れ、行政運営には高い矜持が必要であると訴えた。また、過去の質問から続いている市営サッカー場の指定管理にに関する進捗や疑問点を挙げ、過去の経過を時系列的に説明した。
その中で、岡田議員はフィールドオブドリームス社による市営サッカー場の指定管理者申請に関する透明性を問題視し、反対多数で否決された経緯を指摘した。教育委員会の石井一正課長は、応募要項に従い、登記や納税証明書に基づいて審査を行ったと説明した。しかし、岡田議員は、それが表面的な審査に過ぎないと主張し、市と応募者間の信頼性に疑気を呈した。
加えて、蛭田公二郎議員はコロナ対策を強調し、自宅療養者の増加を受けて対応を求めた。市長は、宿泊療養の確保と医療機関への入院体制が逼迫している現状を認識し、柔軟な対応を約束した。
また、議会では女性管理職の増加に向けた施策も議論された。管理職における女性の割合が期待値を大きく下回っていることが確認され、職員の意識向上が求められている。
この日の内容を通じ、多くの市民にとって重要な問題が議論され、さらなる市の透明性と公平さが求められる一日となった。