令和5年12月4日、千葉県の大網白里市議会は第4回定例会を開催した。
臨時議長の岡田憲二議員が会議を進行し、最初の議題は議長選挙だった。名指しによる議長の指名が行われ、小金井勉議員が選出された。議長に就任した小金井勉議員は、「公平公正をモットーに議会運営に努める」と述べた。
副議長選挙では、石渡登志男議員が指名され、全会一致で当選が確定した。続いて、常任委員会の委員の選任が実施され、各委員会の構成が決まった。議長は「議会運営委員会の円滑な運営に尽力してほしい」と呼びかけた。
今期の議案には補正予算を含む多くの重要な議題が提案され、市長の金坂昌典氏が議案の提案理由を説明した。特に、令和5年度一般会計補正予算は約9,281万円の追加が計画されており、さまざまな事業が展開される見込みが示された。
また、昨年の台風13号に関連する災害復旧作業についても報告があり、被災者支援の必要性が強調された。市長は、「災害から市民の生命と財産を守る。全庁一丸となって取り組む」と力説した。
議題には、地域の空き家管理やデジタル博物館設置に関する条例制定なども含まれ、地域の現状に応じた多様なニーズに応えようとする姿勢が見受けられた。特に、デジタル博物館については、新しい学びの場としての意義が期待されている。これに対し、各議員から建設的な意見や質問が続出した。
その後の質疑では、いくつかの議案に対する意見交換が行われ、議員たちは慎重に審議を重ねた。金坂市長は今後も市政の透明性を高め、市民の意見を尊重した政策運営を心掛ける姿勢を改めて示した。
最後に、本日の日程が全て終了したことを報告し、次回は12月7日に議会の質疑が行われることが確認された。議員たちは今後も市民生活の向上に向けた取り組みを続ける意向を表明して散会した。