令和5年第3回定例会が開かれ、市政に対する一般質問が行われた。ここでは特に、JR永田駅周辺のまちづくりや、大網地区の発展、県営水道と地域水道企業団の統合協議、教育行政、さらには観光施策の道の駅整備についての課題が議論された。
初めに、議員の北田宏彦氏が永田駅周辺のまちづくりに言及し、駅構内トイレの再開について質問した。彼は、駅の利便性が損なわれることがメディアでも取り上げられていると指摘し、市がより積極的な支援を行う必要性を強調した。
これに対し、茂田栄治都市整備課副課長は、永田駅周辺の都市計画がすでに進められていることを述べ、過去には区画整理事業を行った経緯があると説明したが、北田議員は市当局が永田駅の重要性を十分に認識していないのではないかと疑問し、対応の必要性を強調した。
次に、大網地区におけるまちづくりの進捗が問題視された。北田議員は、旧大網商店街の歩道整備についての市民からの相談を引き合いに、その安全対策を求めた。市の建設課は、国道128号の4車線化工事に伴い旧道への交通集中があることを把握しており、時速制限の遵守を含めた対策を検討していると応じた。
また、県営水道と地域水道企業団の統合協議に関しても議論され、北田吉男地域づくり課長が進捗を報告した。統合のメリットとして、安全で質の高い水の安定供給を目指すことが目的であると強調。総合的な協議が続けられているとのことである。
教育行政では、石原治幸教育委員会管理課長が学校設備の改修や撤去、信頼できる施設確保の重要性を訴えた。特に老朽化が目立つ小学校施設は、このままでは児童への影響が懸念されるため、計画的な改善が求められている。
さらには、地元の期待を背景に進められる道の駅の整備についても大きな注目を集めた。市長は、この道の駅が地域活性化のカギであるとの考えを示した。市民参加の意見交換会が今後も継続される予定で、町の発展に寄与するための計画についての具体的な進捗も求められている。