令和2年大網白里市議会第2回臨時会が開かれ、新型コロナウイルス関連の補正予算が可決された。
市長の金坂昌典氏は、令和2年度一般会計補正予算(第3号)の提案理由を説明し、予算総額は203億5,796万3,000円に達することを明らかにした。
この補正予算により、6200世帯に対し最大で追加の支援が行われる。
補正の内容には、ひとり親世帯や就学援助を受けている家庭への一時金支給が含まれるほか、産前産後の支援策も盛り込まれている。特に、ひとり親世帯には1世帯につき5万円、第二子以降には1人当たり3万円を支給するということだ。
さらに、GIGAスクール構想として、児童・生徒に対し、タブレット端末の配布や学校内の通信環境整備が進められる。教育委員会管理課長の石原治幸氏は、校内ネットワークの整備内容を具体的に説明した。この取り組みの一環として、家庭でのWi-Fi環境整備についても意見が出されるなど、今後の課題が伺える。
議員からは、リモート学習の導入にあたっての課題や教員のICTスキル向上についても質問が続き、学校環境の整備と教育内容の充実に向けた意見が噴出した。
本議会では、議案第1号、令和2年度大網白里市一般会計補正予算が原案通りに可決された。市長は今後も感染症対策と市民支援に努めることを表明し、会議は閉会された。