令和2年第1回大網白里市議会定例会が、3月19日に開催された。今定例会では委員会審査報告や選挙管理委員の選出が行われた。
まず、日程第1で、予算特別委員会委員長の北田宏彦議員が、令和2年度の各会計予算についての審査結果を報告した。計9件の議案は、慎重な審議を経て原案通り可決となった。
北田議員は、財政課からの緊急的な取組が求められていると強調し、秘書広報課や安全対策課においても、経費節減や市民の安全保障に必要な施策の実施が求められた。特に防災関係としてのトイレ改修や施設整備の必要性が指摘された。
議案に対する質疑応答の後、立ち上がった反対討論では、蛭田公二郎議員と黒須俊隆議員が、予算案の内容について厳しい意見を述べた。蛭田議員は、「財政難を市民負担で乗り切ることは出来ない」として、公益事業の削減を求める立場を示した。
続いて、日程第2では大網白里市の選挙管理委員及び補充員の選挙が行われ、星見和子氏らが選出された。選挙の方法は、議長指名によるもので、異議はなかった。
そして日程第3、閉会中の継続調査についても異議なく許可された。これにより、今定例会に付議された全ての案件が終了した。次回第2回定例会は、6月5日に予定されている。
市長や執行部には、市民が安心して暮らせる環境の整備に努めることが期待される。この一連の動きが、今後の財政運営や市民サービスにどのように影響を与えるのか、今後の動向に注目が集まる。