令和4年3月2日、大網白里市で第1回定例会が開催された。
議案の質疑が行われ、令和4年度の一般会計予算や各特別会計予算が議題となった。
大網白里市の予算案には、一般会計から下水道事業に至る17件の予算が含まれており、その確認が求められた。
議長の北田宏彦議員は、この予算案の審議を行うため、予算特別委員会を設置することを提案し、全会一致で承認された。
次に、黒須俊隆議員が議案第19号の学校運営協議会の設置について質問を行った。
黒須議員は、コミュニティ・スクールとしての機能や、具体的な実施内容について明確な説明を求めた。
これに対して、石井一正教育委員会生涯学習課長は、白里小学校がパイロット校としてコミュニティ・スクールの導入を進めるとし、地域住民と連携した運営を目指すと回答した。
また、議案第43号の令和3年度一般会計補正予算についても質疑が行われ、森建二議員が保育士等の賃上げについて具体的な使途を尋ねた。
糸日谷昇子育て支援課長が回答し、処遇改善の対象者は保育士だけでなく調理師や事務職員等も含まれるが、法人役員は除外されると明言した。
最後に、教育長の任命や農業委員会の委員の任命に関する一連の議案が承認された。
深田義之教育長が新しい任期の開始を受け、議員への挨拶を行い、さらなる努力を誓った。
今後、議会は3月3日から15日までの間、委員会審査を行うため休会となる予定である。