令和3年11月26日、大網白里市議会において第4回定例会が開催。この定例会では、12件の議案が審議されました。
具体的には、令和3年度一般会計補正予算の提案が行われ、歳出において新型コロナウイルスワクチンの接種に関連する費用を計上。また、生活保護者への医療扶助費も含まれています。
金坂昌典市長は、行政事務の報告で新型コロナウイルス感染症について説明。最近では市内感染者数が著しく減少し、県の病床状況改善を受け、コロナ病床の縮小を決定しました。特に、ワクチン接種率が83.8%に達したことを報告し、集団接種は12月4日で終了する予定です。
財政については、税収は予算額が保たれるものの、医療、福祉にかかる経費は増加の見通し。この中で、9月補正予算にて増加したふるさと納税の収入も報告。同予算は、10月末時点で4億2,900万円でした。
続いて、防災関係の議論において、民間事業者との連携強化を進める計画が示され、NPO法人との協定締結がなされたと述べました。さらに、予想される自然災害に備え、各種防災訓練の実施についての報告がありました。
また、高齢者福祉計画に関する新しい協定も発表。特定非営利活動法人による認知症高齢者グループホームの整備が行われ、令和5年からのサービス提供を目指しています。さらに、市街地の整備計画や開発行為における権限事務の移譲についても触れ、来年度からのスムーズな業務運営を目指す姿勢を見せました。
こうした議案において、特に給与改正に関しては蛭田公二郎議員から反対意見が示され、コロナ禍での職員の努力が考慮されていないとの指摘がありました。
その後、会議は日程に沿って進行し、全議案が承認される運びとなりました。次回は12月1日に質疑を予定しており、議会は今後も市政への協力と発展へ向けた意思を示します。