令和5年12月8日に開催された、第4回定例会において、議員たちは市政のさまざまな問題に対する一般質問を行った。
特に注目を集めたのが、永田駅のトイレ閉鎖問題であり、石渡登志男議員はその重要性を強調した。彼は、トイレの維持管理がJRの責任であることを指摘し、住民の便宜を図るためにも市が積極的に関与する必要があると述べた。「トイレは必要であり、住民のために何とか再開できるよう、市側も一生懸命に交渉してほしい」と石渡議員は訴えた。
さらに、入札監視委員会の設置についても議論された。石渡議員は、経済的な問題に対処するためには透明性の高い入札制度が不可欠であるとし、他の自治体の成功例を引き合いに出しながら、具体的な制度の導入を求めた。「入札監視委員会の設置が効果を上げている例を多く見てきた。財政の無駄遣いを防ぐために必要な改革だ」と主張した。
また、70年以上の歴史を持つ学校給食に関しても意見が交わされた。黒須俊隆議員は、特に給食費の軽減が子育て世代にとって重要であることを指摘し、給食を無償化することの意義を訴えた。「子育て世代の負担を軽減し、すべての子どもが平等に教育を受ける権利を保障するために、無償化の議論を真剣に進めてほしい」と述べた。
さらに、道の駅建設計画についても反響を呼び、地域活性化の観点から議論が行われた。市民からは不安の声が上がる中、飯高謙一企画政策課長は「道の駅が地域の経済活性化に寄与することを期待している」と発言し、市民の意見をしっかりと反映させた計画を進める方針を示した。
この会議では、各議員が自らの視点から市政の在り方を問い直し、市民のための施策を進める意義を再確認する場となった。今後も引き続き、議会内での活発な議論が期待される。