令和2年大網白里市議会第3回臨時会が開会した。
本会議では主に職員の給与に関する条例の改正が議題に上がった。議案第1号について金坂昌典市長が提案理由を説明し、この改正は人事院勧告に基づくものであることを強調。期末手当の支給月数を引き下げることを目的としている。
一方、蛭田公二郎議員(日本共産党)は、議案第1号への反対意見を表明した。彼は、給与削減が地域経済全体に悪影響を与えるとの見解を示し、公共職員の賃金が民間の賃金水準を反映するため、公務員の給与が下がれば民間も連鎖的に影響されると警告した。さらに、彼は職員のモチベーション低下が住民サービスの低下につながると訴えた。
議会運営委員会の決定により、議案は委員会付託を省略し、質疑・討論の後に採決に臨むことが定められた。議案に賛成する議員の起立により、議案第1号は原案どおり可決された。
今期臨時会は1日限りの会期であったため、全ての案件を終了し、午前10時08分に閉会した。議長の田辺正弘議員は、出席した議員や市長に感謝の意を表明して会を締めくくった。