令和2年12月に開催された第4回定例会において、市民の関心事や市政における重要な課題について議論が行われた。議会は、18名の議員が出席し、いくつかの重要な質問が投げかけられた。
特に、岡田憲二議員が庄ぜん跡地の利活用について質問したことが注目される。大網白里市では、庄ぜん跡地が福祉拠点としての活用が期待されていたが、実際には職員の駐車場として使われている現状に強い疑問が呈された。岡田議員は、福祉に関連する活動が市民に嬉しい影響を与えることを強調した。
一方、黒須俊隆議員はコロナ禍における市税収入の減少や、予算編成の見直しについて言及した。市は現在、コロナの影響を受けて、各事業の実施可否や必要性を再評価している。この状況に対し、財務担当者が具体的な数値を示せない現実も浮き彫りになり、市民からの不安の声も聞こえてくる。
さらに、メンタルヘルスの問題も焦点に挙げられた。堀江和彦総務課長が市職員のメンタル面を要因とする病気休暇取得者数が増えていることに懸念を示した。特に、岡田議員が述べたように、職員のメンタルヘルスと職場環境がどのように結びついているかを把握し、解決策を求める声が高まっている。
この問題には市長も注目しており、今後の対応については協働で進めていくことが重要であると述べている。特に、職員が働きやすい職場環境の整備は、職員の離職防止にも繋がる重要なテーマとなる。
また、学校や福祉施設における感染症対策も議論の一環として扱われた。市は、学校や高齢者施設におけるコロナ防止策を強化していること、また、広報活動を通じて市民と情報共有を促進する努力も続けている。ただし、まだまだ改善の余地があり、市民の求めに応える形での施策が求められている。
このように、第4回定例会における市政一般質問は、市の施策や環境への影響について多岐にわたり深い議論が行われた。市民がより良い生活を送れるための具体的な行動が、議会を通じて進められることが期待される。