令和2年9月9日、大網白里市議会の第3回定例会が開催され、重要な事項が議論された。
特に、岡田憲二議員は小中池公園の再整備について質問を行った。公園は平成8年に開園し、老朽化が進行中であり、再整備構想が策定されていることを指摘した。織本慶一都市整備課長は、再整備構想の目的を説明。地域住民や学識経験者を組織した委員会が設置され、基本理念に基づき、幅広い利用者に愛される公園を目指していると述べた。
また、岡田議員は小中池公園の来遊客について質問。近年、年間来遊客数は増加傾向にあり、特に今年度は約9万5千人の訪問者があったという。議員は今後、スマートインターチェンジからのアクセスを活用し、観光客の増加を図るべきだと強調した。
さらに、蛭田公二郎議員は新型コロナウイルス感染症に関して、感染症対策が市民の生活に与えた影響について問うた。市長も、支援策の透明性や周知徹底を約束し、感染防止の強化に努める姿勢を示した。
会議では、他にも防災対策や低迷する税収の打開策として、企業誘致やふるさと納税の活用案が提案された。特に、地元の企業を対象にしたふるさと納税については、地域資源の活性化が期待されている。
最後に、山下豊昭議員は一般質問の中で、依存財源から自主財源へと移行するための施策を訴え、地方交付税の重要性について触れた。議会の総意として、防災対策と稼ぐ力の強化が今後の課題であるとする意見が一致した。