令和元年12月9日の大網白里市の議会では、度重なる自然災害への対応が深く議論された。
最初の質問では、台風15号、19号、及び10月25日の大雨による被害状況について、北田宏彦議員が報告した。According to大塚好安全対策課長によると、台風15号による人的被害は軽傷者1名、住宅の半壊が7棟、一部損壊771棟という統計が有った。また、10月25日の大雨では全壊1棟など、広範囲にわたる災害が発生したことが確認された。特に印象的だったのは、金谷川や小中川などの河川の氾濫により、大網駅周辺が冠水した事例である。
大塚課長は、防災体制の見直しや今後の土砂災害への対策を強調し、非常電源の確保についても触れ、「市役所や公民館に自家発電設備が整備されている一方、多くの避難所には私たちが持っている可搬式発電機しかない」と指摘した。これに対し、北田議員は、地域住民が安心して避難できるためにも、さらなる設備の充実が求められると述べた。
次に、災害情報の伝達方法についても触れられた。さまざまな手段がある中でも、防災行政無線やエリアメール、SNSを活用し、多様な情報伝達の手法を確保することが今後の課題だと大塚課長は述べた。
また、河川の改修工事に関する質問では、地域内の悪化した環境について数名の議員から意見が出された。特に小中川や金谷川の具体的な工事進捗状況が聞かれ、伊豆半島や荒川地区の対策に関しても、議論が続いた。石川達秀建設課長は、「小中川の上流部の改修計画案が国によって策定中である」と報告した。
避難所の運営についても議論。特に、台風19号の時に白里公民館が避難所として機能したが、入場者数が想定を上回ったため、順次他の避難所へ移動することになった。避難所生活は苦痛をもたらし、職員が適切な判断を下す必要性があると強調され、さらなる改善策が求められる結果となった。
その後、ふるさと納税についての質問も行われ、本市の商品群が拡充される中でも、特に「甘いトウモロコシ」という特産物が新たなブランドとして活用されるべきとする意見が上がった。