令和2年9月15日、大網白里市では第3回定例会が開催された。
主な議題には、一般会計補正予算やひとり親家庭等医療費助成に関する条例の改正が含まれる。これらの議案に対して質疑が行われた。
質疑では、黒須俊隆議員が議案第6号、すなわちひとり親家庭等医療費助成の現物給付方式への変更について質問した。改正後、年間の個人負担額が約244万円減少し、1世帯当たり年間約6,000円の負担軽減となると、小川丈夫子育て支援課長が説明した。また、市の支出は122万円増額すると述べた。
次に、黒須議員は議案第7号、つまり市道の廃止及び認定についても言及した。林浩志建設課長によると、昭和61年の道路台帳再編成時に、個人所有地が誤って市道として認定されていた経緯があることが確認された。これに関して、詳しい理由は不明ではあるが、当時の認定過程における確認不足が指摘された。
また、税制に関する質問もあり、林課長は市道廃止による固定資産税への影響はないと回答した。市道を廃止しても、所有者は私道として認識しているため、特に問題はないという。これに対し、黒須議員は誤りや間違いを防ぐため、認定基準が現在は確立されているか確認した。
さらに、議案第8号においては大網白里市教育委員会委員の任命が迅速に可決された。議長が質疑を終結し、委員会付託を省略することを紹介し、議会は効率的に進行されたとの報告もあった。最終的に、日程第9号、財産の取得についての議案も提起され、学校の学習用端末購入に関する入札結果を報告した。入札は東日本電信電話株式会社が落札し、約2億5,300万円の契約が計画されている。
会議は今後の休会日程の確認を行い、9月30日の次回開催に向けて周知された。出席議員はすべての議案に十分な討論を行い、流れるような議事進行が印象的であった。