令和3年12月1日に開催された大網白里市の第4回定例会では、議員たちが市政に関する重要な質問を行い、その中でも特にコロナ禍や災害対策、予算編成に関する意見が多く寄せられた。
はじめに、会派創政の田辺正弘議員は、今年を振り返りながら、コロナウイルス感染症が市民生活に与えた影響を指摘した。その中で、ワクチン接種や感染対策が進んでいるものの、依然として高齢化が進む大網白里市の現実を踏まえ、より安心で安全なまちづくりに向けた施策が求められると述べた。特に、新年度予算編成にあたり、駅周辺の排水問題など、厳しい財政状況に耐えうる新たなまちの構造改革の必要性が指摘された。
次に、災害対策について質問した田辺議員は、令和元年の自然災害による復旧状況を尋ねた。これに対し、安全対策課の北山正憲課長は、住居などの復旧状況を詳細に報告し、被害件数や補助金額について説明した。さらに、土砂災害に関する市の対応や、災害時の避難計画の充実をアピールした。また、コロナ禍の影響を受けた災害時の備蓄物資の確認や市民組織との連携強化についても述べた。
また、飲食店などとの事業協定締結状況や、避難所の設営法の見直しに根ざした具体的な対応策を紹介し、市民からの通報を受けた際の対応方針についても説明した。今後も安全対策を継続的に推進する意向が示された。