令和3年第3回定例会が令和3年9月8日に開催された。議員たちは市政に対する一般質問を行い、多岐にわたる問題提起がなされた。
今回の会議では、新型コロナウイルス感染症に関する内容が特に目立った。土屋忠和議員は、感染状況や市の対応について報告し、大網病院の感染症対策に感謝の意を示した。特に、大網病院が陽性患者の対応を行ったことは評価され、「市民病院の責務を果たすための運営に切り替えた」と述べた。
続いて、議員らは白里地区の水害対策についても意見を交わした。土屋議員は、豪雨による道路冠水の状況を指摘し、特に県道83号線と旧県道における排水の問題を取り上げた。林浩志建設課長は冠水の発生箇所を報告し、「排水機能を維持するための管理」とその必要性について強調した。
また、海岸の環境保全や観光事業の重要性についても述べられた。石渡議員は白里海岸の利用促進について、今年の夏季観光が中止されたことを受け、「将来的な取り組みが必要」と提言した。市長は既存の観光協会との連携を強化し、新たなイベントの開催を計画すると述べ、観光促進への意思を示した。
高齢者福祉計画についても話題となり、年々増加する高齢者に対する支援と地域包括ケアシステムの強化が求められている。行財政改革の一環として、様々な施策が進められる方針が示された。特に、介護職員の確保や介護予防事業への取り組みが強調され、市民サポートが期待された。
ところで、新型コロナウイルス対策として、ワクチン接種の状況が報告され、高齢者の接種率が高く、若年層の促進が課題とされた。健康増進課は、接種の周知を進める方針をにouており、特に高齢者や障がい者への支援が喫緊の課題となっている。入念な情報発信が期待される。