令和元年の第2回定例会が開催され、主に議案質疑や委員会への付託が行われた。
この日程では、議案第1号として専決処分の承認、議案第2号として令和元年度一般会計補正予算が提案された。議長の岡田憲二議員が、「本日の議題は議案質疑と委員会付託を含む重要な議案である」と述べ、質疑へと進めた。
補正予算に関して、黒須俊隆議員は「プレミアム商品券に関しての予算が計上されているが、非課税世帯に対する負担が懸念される」と発言した。石川普一社会福祉課長は、対象人数として7,150人の非課税世帯および1,150人の子育て世帯を見込んでいることを説明。商品券の購入方法と使用期限について詳細を述べる中で、必要な手続きが煩雑であるとの意見も示された。
さらに、同議員は商品券の購入に必要な額やその手続きの煩雑さを指摘し、「税金の無駄遣いの観点からも再考の余地がある」と強調。この意見に対し、石川課長は「事務経費が見込まれるが、適切に運用する必要がある」と応じた。また、補正予算に関する説明の中で、議案第3号と第4号が間接的に質疑され、その背景には新たな条例改正があることが触れられた。
その後、議案第9号について金坂昌典市長が、学校の空調設備整備に関連する補正予算を説明した。工事費の上昇の理由として、当初の設計計画から変更され、電気方式に切り替わったと明らかにした。これに対し、黒須議員は「計画変更についての説明が不足している」と疑問を呈した。
このように、議会ではプレミアム商品券、一般会計補正予算、空調設備という重要な課題が議論されたことが印象的であった。議会の運営や住民の負担が議員間で意見交換されたことが、今後の議論に大きな影響を与えるだろう。
最後に、本日の会議は6月21日から27日までの休会を決議し、28日より再開されることが報告された。