令和5年3月1日、定例市議会が開かれ、様々な議題が市政に関する一般質問として取り上げられた。その中で特に注目を集めたのが、子ども医療費助成制度の高校生までの拡大についてである。この件に関しては、岡田憲二議員が主導的な立場で質問を行い、詳細な説明を求める展開が見られた。
岡田議員は、森林環境整備基金についても言及。これに関し、米倉正美農業振興課長が、約2,000万円の基金残高が見込まれることを説明したが、岡田議員はそれに対し自身の把握している金額（1,357万7,000円）が異なるであろうと指摘。これに対して、課長はその確認をする旨返答した。
また、重大な発言があったのは、子どもたちが木材に親しむ機会を創出する事業案であった。この予算案には858万4,000円が充てられ、具体的には公園に木製遊具を設置する予定とのことだ。今後の施策として、ソフト面を強化することで地域の森林環境を育むための重要性が強調された。
議会では田中翔子氏も発言し、十枝の森や地域観光資源についての施策を問うた。特に十枝の森の保存に関する意向が市側に継承されていることについては、慎重な対応が求められる条項が盛り込まれている。このことから、地域の文化資源などが保全されることが期待されている。
さらに黒須俊隆議員は、福祉目的で寄付を受けたことを背景に開発が進捗している旧庄ぜん跡地についても言及。売却計画が進まない原因を追求し、不手際が生じていることに厳しい意見を述べた。その後の対応として、新たな開発計画やタイムリーな地域案内の重要性が語られ、市議会での質疑が続けられた。
この会議を通じて明らかとなったのは、特に子どもの教育や医療に関する施策が観光資源の開発とあわせて進展する必要がある点である。正確な情報と地域住民のニーズに応じた施策が形成されれば、今後の地域振興にも大きく貢献する可能性がある。
最後には、茂原市との比較もあり、この協力の重要性が改めて示された。すなわち、周辺地域との連携の中で共存共栄を図ることが重要視され、今後はこれらの施策がどのように具体化されるのかに注目が集まる。