令和2年2月14日、能代市議会臨時会が開かれた。
本日の議題は、令和元年度一般会計補正予算に関する案である。特に、新たな予算に関する詳細な報告が各委員長から行われ、その後の質疑応答を通じて収支明確化が図られる。総務企画委員長の渡邊正人氏は、今回の補正予算における歳入歳出の総額について、288億9085万4000円となることを述べた。
補正予算案の主な特徴として、国庫支出金やふるさと納税の増加が挙げられる。学校施設整備事業交付金として2億2550万円の追加が示され、教育環境の向上に貢献することが期待されている。また、ふるさと納税については、寄附金額が前年対比で200パーセント以上の伸びを見せており、今後の寄附金獲得にも好影響を与えると見込まれる。市民福祉部長の石川佳英氏は、地域の魅力を発信するための施策を一層強化したいと強調した。
さらに、トイレ改修を含む学校施設の全面改修計画が示された。文教民生委員長の佐藤智一氏は、トイレの洋式化やバリアフリー化に向けた改修の重要性について言及し、今後の児童数減少にどう対処するかについても質問が挙がった。市当局は、児童数に対してトイレの数を適正化する必要がありますが、洋式化により児童に快適な環境を提供する計画であると回答した。
今回の臨時会では、補正予算や学校施設整備事業における細かい調整がなされ、議員からも特に質疑がなかったことから、各委員長報告に基づく主要案件は賛成を得て可決された。議長の渡辺優子氏は、すべての議題が終了したことを受け、この結果を市民に報告する意向を表明した。
能代市の各分野での取り組みは、住環境の改善や教育の充実に寄与することが期待されており、今後も市民にとって利便性や安全性を高める施策が進展することが期待される。