令和5年3月能代市議会定例会が開催された。
本日は議会の主要議事が行われ、各議題に対する市長の説明と市の課題が議論された。
まず、安井和則議長の開会挨拶により、出席議員20名で会合が始まった。日程第1では、会議録署名議員として4番鍋谷暁氏と12番畠貞一郎氏が指名された。続く日程第2では、本定例会の会期が3月24日までの25日間に決まり、全議員の合意で了承された。
その後、諸般の報告が行われ、新型コロナウイルス対策として現在の感染状況や、ワクチン接種に関する最新情報がシェアされた。市長の齊藤滋宣氏は、コロナ対応について「年末年始にかけて感染者数が高止まりしていたが、徐々に減少している」と述べた。新たなワクチンの接種に関する方針も示され、全国的な動向を注視しながら進めていくと強調した。
次に、令和5年度からの新型コロナウイルスワクチン接種についての方針が説明され、全市民を対象に接種機会を確保することが望ましいとされている。特に高リスクの方々への早期接種の重要性が指摘され、市民には感染予防策を継続するよう呼びかけられた。これに関し、齊藤市長は「市民の皆様には、感染防止を引き続きお願いする」と述べ、市としての対応方針を示した。
また、子どもを育てやすい環境づくりを目指す第2次能代市総合計画後期基本計画についても説明があり、市民や各種団体との連携を強化しなければならないと訴えた。特に、地域の特色を活かした産業振興の重要性が強調された。
更に、次世代エネルギーの導入促進施策についても言及があり、洋上風力発電の進展が地域振興に寄与するとの見解が示された。今後、市や企業が連携し、地域課題の解決に努めていく姿勢が明らかにされた。
次回の本会議は3月6日に再開される予定である。議会の進捗に注目が集まる。