令和4年12月20日に開催された能代市議会の定例会では、主要な議案が審議され、いくつかの重要な決定がなされました。特に職員の給与や定年に関わる諸問題に関する議案が多く扱われました。
まず、議案第78号については、能代市職員の定年を引き上げるものであり、針金勝彦総務企画委員長が「本案は定年の引上げを図るものであり、再任用職員との差異についての質疑があった」と発言しました。さらに、当局は「年間でおおよそ5,000万円の増加が見込まれている」と説明し、この点についても議論が交わされました。
次に、議案第79号では地方公務員法の改正に伴う条例整備が提案され、こちらも委員会で原案通り可決されました。この改正は法律施行のためのという目的が強調されています。
議案第80号では、新たに高齢者部分休業制度を導入することが審議されました。今野孝嶺議員は、期間の柔軟性や職員の意思を尊重する制度の重要性を訴えました。
議案第81号や第82号では、職員の給与に対する改定が行われ、特別職の期末手当の支給割合引き上げが提案されました。これに対し、菊地時子議員からは物価高の影響を受けた市民の財政状況を踏まえ、引き上げには慎重であるべきとの反対意見が出されました。
そのほか、道の駅ふたついの指定管理者選定に関する議案も議論され、再度の公募を求める意見がありましたが、最終的には現在の管理者が定められることになりました。全体としては、議会改革調査特別委員会の設置や予算関連の修正についての意見が交わされ、地域の課題を考慮した様々な意見が寄せられました。