令和3年6月23日、能代市議会は定例会を開いた。議題には、市税条例や災害救助基金条例に関する改正案などが含まれ、19名の議員が出席した。
市長の齊藤滋宣氏は、新型コロナウイルス感染症防止策について、会議中の発言形式やマスク着用の方針を説明した。委員長報告を行ったのは、総務企画委員会の武田正廣氏で、議案第49号能代市職員の給与に関する条例の改正の必要性について述べた。
この改正は、新型コロナ感染症の政令廃止に伴い、具体的な表現を用いることを目的とし、質疑では、表現選定における理由が詳しく説明された。原案通りの可決が決定された。
次に、議案第50号能代市災害救助基金条例についても、改正の必要が説明された。審査を受けた結果、対象者への周知徹底を図りながら支援を続ける旨が確認された。
また、文教民生委員会の落合範良氏は、家庭的保育事業に関する基準改正案を報告。子ども・子育て支援法に基づく改正に際して、影響を受ける対象者数に関する質疑が行われ、答弁では特例措置の実施状況が説明された。
さらに、高齢者に対する接種体制の強化が求められた中、毎年行われる報告書提出に基づき、地方財政充実を求める意見書は全会一致で可決された。議案については、いずれも原案の通り可決となり、議会改革調査特別委員会の設置に関する方針も確認された。
以上のように、議会は今後の課題に取り組む方針を示し、引き続き市民福祉向上に寄与することが期待されている。