令和2年2月13日に行われた能代市議会臨時会が開会され、重要な議題が討議された。
本会議では、主に令和元年度の一般会計補正予算について、市長の齊藤滋宣氏から説明がありました。補正予算は、学校施設整備事業に係る国の交付金とふるさと納税寄附金の増加に基づくもので、本年度の財政運営に重要な影響を与える内容が含まれています。
市長の説明によると、歳入方面では国庫支出金の追加があり、特に学校施設整備事業関連の資金が含まれています。また、ふるさと納税の寄附金も増え、財政調整基金の繰入金も加わります。具体的には、国庫支出金が2億2550万円、寄附金が2500万円増加する見込みです。
歳出に関しては、総務費と教育費が主要な項目となります。教育費の小学校管理費は3億3754万6000円、中学校管理費は3億3919万7000円を追加するとされており、学校施設の整備が急務であることが強調されました。
総務部長の淡路誠氏は、補正予算の背景についても詳細に報告。特にふるさと納税の促進に向けた活動が実を結んだことを伝えました。「新たなプロジェクトはなく、寄附者の利便性を向上させた結果、寄附が増えた」と述べ、返礼品の人気として、白神地鶏やきりたんぽセット、あきたこまちがあることも紹介しました。
さらに、教育部長の松橋優悦氏からは、学校のトイレ改修工事に関する質問に対し、「長期休暇を利用しながら早急に着手したい」との意向が示されました。このように、短期間ながらも多岐にわたる議論が行われ、議員たちはしっかりと議題に向き合っています。
議会は当日議案の審議を行い、適切な議決を求めました。会期は2日間と定められた中で、重要な決定が待たれます。議題には多くの市民の関心が寄せられており、今後の動向に注目です。議会の最終決定は明日の会議で行われる予定です。