令和4年10月31日に開催された能代市議会臨時会において、補正予算が審議されている。
この臨時会では、物価高騰対策および大雨による災害支援のための経費が扱われ、議案第77号が提出され、特に一般会計補正予算の概要が市長によって説明された。
齊藤滋宣市長は、補正予算の主な歳入について、新型コロナウイルス感染症対応の交付金や価格高騰支援基金を挙げました。歳出には、エネルギーや食料品の価格高騰に対する支援が含まれ、その額は総務費における緊急助成事業費として約3億8250万円、民生費には約4億4600万円の支出が見込まれている。
市長は「今回の補正額は8億6870万円で、全体の予算は332億1700万円に達する」と説明。
総務部長の吉岡康隆氏は、全世帯に1万5000円の給付金を支給する理由について、「国や県が基準にしているため」と述べた。これに対し、議員からは給付金の支給が一律であることへの疑問も投げかけられた。特に菊地時子氏は、世帯人数による影響があることから、独自の対策を考えるべきではないかと質問したが、総務部長は国の方針を踏まえたことを強調した。
他にも、畠貞一郎氏が商工費の予算に関連する質問をし、商店街活性化対策への取り組みを確認した。環境産業部長の宮野弘幸氏は、補修予算の必要性を訴え、要望があったことを受けた動きであると説明した。
この臨時会では、今後の経済対策における市の役割や必要な支援策についても活発な議論が交わされることが期待される。議員たちは市民の意見をもとに、今後の対応について引き続き検討する意向を示し、予算に関する質疑は一旦終了した。