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国民健康保険税の均等割減免やコロナ対策に関する議論が活発化

令和2年9月8日の能代市議会で、国民健康保険税の子供の均等割減免について議論が活発化。
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令和2年9月8日、能代市議会定例会が開催された。

議題の一つには、国民健康保険税の子供の均等割減免に関する意見が上がった。発議したのは小林秀彦議員(改革ネットワーク、日本共産党)。彼は、「高すぎる国民健康保険税の負担軽減を求める声が高まっている。」と訴えた。特に所得に関係なく、世帯の人数に応じて保険料が増える均等割の減免を必死に求める声が多い。これに対し、齊藤滋宣市長は、現時点では市独自の減免を行う考えは示さなかったものの、全国市長会で子育て世帯の負担軽減を図る制度の創設を国に要望していると強調した。

次に、コロナによる保険料減免制度についての質問も議題に上った。小林議員が「申請件数は少なく、制度の周知が不十分」と指摘すると、市長は48件の申請件数を示した。また市では、減免制度の周知をPDF等での発信や窓口相談を行っているとしている。

さらに、種苗法改正案についても議論された。小林議員は、自家増殖を禁止する改正案が農家に大きな負担を強いると懸念を示し、農水省による利権の思惑が透けて見えると述べた。市長は、法改正動向を注視する考えを示した。

また、米需給安定について期待が寄せられた。新型コロナの影響を受ける中で、価格安定策の遅れを指摘し、米価対策としての水田活用など考えを求められた。市長は、生産量の調整が不可欠だと認識した。

最後に、能代山本広域風力発電に関する議題も設けられた。落合範良議員は、風力発電の建設計画に伴い、渡り鳥への影響が心配だと訴えた。市長は、最低限の影響評価を行い、調査結果に基づく環境保全措置を強調した。今後も、農業振興を図りつつ風力発電の共存を進める考えを強調した。

議会開催日
議会名令和2年9月能代市議会定例会
議事録
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