令和4年1月21日、能代市議会臨時会が開催された。
本会議では、令和3年度能代市一般会計補正予算に関する二つの専決処分が承認され、議案も可決された。特に、除排雪対策の必要性が強調された。これにより、効果的な予算執行が期待されている。
予算委員会の報告では、承認第1号と第2号、両方の専決処分は除排雪対策費に不足し、緊急性を要する経費が含まれているとの説明があった。
この点について、予算委員長の針金勝彦氏は「毎年、雪の状況に応じた臨機応変な措置が求められ、今後も早期の対応が必要」と述べ、各分科会での質疑も行われた。
また、環境産業部長の尾張政克氏は「能代地域での通行に支障が生じている」とし、市直営車を利用した優先的な排雪計画の実施状況を報告した。さらに、地域住民からの要望にも配慮しながら、今後の排雪作業に取り組むとの意向を示した。
新型コロナウイルス感染症への対策も重要な議題。市長の齊藤滋宣氏は、「県内で特に感染が増加しているため、衛生対策を徹底し、感染リスクを避けるように」と市民に呼びかけた。
また、豪雪対策本部の設置も報告され、累積した雪による影響が深刻であることが認識されている。市長は、「市民への情報提供や迅速な対応が求められる」とし、除排雪への取り組みを強調した。
最後に、今冬の豪雪による影響を軽減するため、市は除排雪作業の強化に向け、体制を整えていると伝えた。市民への呼びかけが今後の課題として記された。現状を踏まえた適切な対応が期待され、会議は円滑に終了した。