令和2年9月の能代市議会定例会が開会した。市長の齊藤滋宣氏が新型コロナウイルス感染症への対応を巡る報告を行った。
齊藤市長は、感染拡大が進む中、市職員の感染例があったことを明かした。御家族の方に対する差別的言動の自粛も求めた。
さらに、新設した仮設診療所の運営についても強調した。これは県の帰国者・接触者外来を補完するもので、8月31日から開設されている。
また、経済対策として新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者への能代市事業継続支援金などを紹介した。特別定額給付金の給付件数や金額についても述べ、給付率は約99.8%に達していることを報告した。
二ツ井地域局の新組織体制や、令和2年の国勢調査の実施方法も話題に上がった。非接触の調査方法を導入し、市民の協力を求めた。
さらに、能代市の洋上風力発電の拠点化に向けた進捗状況も紹介された。特に能代港の指定について触れ、地域への影響を強調した。イオン新能代ショッピングセンターの開店準備も進めている。
会期は29日間と決定され、今後の議題について審議していく構えである。能代市としては、現在の状況を踏まえた適切な対策を検討する姿勢を示した。